驚きの申し入れ

平成26年9月7日

「かなり怖いよ。汚れるし。それでもいいの?」地元の小学生たちから「壁新聞」の取材の申し入れ。なんと、御影堂の大屋根のてっぺんに上がってみたいと言います。

約束した日になりました。カメラは持った?ヘッドライトをつけて、準備OK。付き添いのお母さんといっしょに、覚悟をきめて天井裏へ。広大で真っ暗な空間です。埃っぽくて、コウモリも飛んでいます。目が少し慣れてくると、太いどっしりとしたケヤキの梁が縦横に組まれているのがわかります。当然ながら、すべて人力で組み上げたものです。いつ見てもたいしたものだと思います。
構造上、最初は階段ですが、だんだん傾斜がきつくなり、最終的には、ほぼ垂直の梯子をよじ登ることになります。「三点支持だよ。手か足、離すのはいつも一箇所だけ」緊張と熱気でみんな汗だくです。まず私が最上部に到達。手を差し伸べて「もう少しだよ、がんばって」一人、また一人と箱棟に這い上がってきました。内部の高さは背丈ほどあります。保守用の扉を開けると…「うわーっ!」「すげーっ!」まぶしい光とともに涼しい風。汗がスーッと引きました。味真野の緑と家々の瓦屋根が一望できます。反対側からは高速道路、遠くは福井の市街まで…絶景です。真下をのぞくとまるで巨大なスキーのジャンプ台。境内の人やクルマがミニチュアのようで、目が眩みます。

登りよりも下りが難しいのは登山と同じ。梯子にかけた足の下は天井板が見えないほどの暗闇です。声をかけあって一段一段、慎重に下りました。壁新聞はコンクールで最優秀の市長賞をもらったそうです。がんばった甲斐がありましたね。